山梨県 ほったらかしキャンプ場「富士絶景と秘湯が楽しめるキャンプ場」

キャンプ場





キャンプ場の概要


山梨県 山梨市にある「ほったらかしキャンプ場」は、常に数ヶ月先まで予約が埋まる大人気の手作りキャンプ場です。
東京方面からだと、中央自動車道を利用して勝沼ICで降りた後、旧甲州街道 → 県道303号線 → 富士塚通りを経由して到着。
道路が混んでいなければ、東京から車で2時間ぐらいで着くので、アクセスとしても丁度良い場所にあります。
標高約700mの高さに位置しているため、夏でも涼しく過ごすことができます。
場内にはキャンプサイトだけではなく、お洒落な手作り小屋にも泊まることができます。






場内設備


キャンプ場の主な設備を以下にまとめます。

Center House (受付・管理棟)

キャンプ場に着いたら、まずは「Center House」と呼ばれる管理棟で受付になります。
Center Houseの前にパーキングエリアがあるので、そこに駐車してチェックインを済ませましょう。
Center Houseのオープンデッキでベンチに座りながらのチェックインになります。
場内のルールや注意事項があるので、ガッツリ説明を聞く形になります。

なお、クレジットカード等は使用できず、支払いは現金のみになりますのでご注意ください。
薪や炭もCenter Houseで販売しています。
Center Houseの隣では、お土産品や駄菓子などが売っています。

Center Houseでチェックイン (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



トイレ・炊事棟

場内にはトイレが5ヶ所・炊事棟が3ヶ所あります。
特にトイレは各サイト近くにバランスよく点在しているので、とてもありがたいです。
灰捨て用のドラム缶も各所に置かれています。

トイレや炊事棟はとても綺麗に清掃がされています。
どれも手作り感に溢れ、カフェにある様なとてもお洒落な雰囲気です。

区画サイト近くの炊事棟 (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)


ダイノジサイト近くのトイレ (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)





サイト情報


キャンプ場はフリーサイトぼっちサイト区画サイトダイノジサイトほったらかしサイトハナレサイト横浜サイトデッキサイト頂上サイト小屋付きサイトの10種類に分かれています。

基本的には車が横付けできるオートキャンプサイトになります。
それぞれのサイトによって広さが異なるので、詳しくはホームページを見ていただいた方が良いですが、狭さを感じるサイトはありません。

地面は比較的に硬めなので、しっかりと打ち込めるペグを準備しましょう。
ぼっちサイト以外には、全て電源が設置されています。
追加料金¥1000で利用が可能です。

地面は硬いのでしっかりしたペグが必須



ぼっちサイト

ソロキャンプ専用のサイトになります。
サイトは、「上段」「中段」「下段」の構成になっており、サイトの指定はできません。
先着順で空いているサイトを利用することになります。
各サイトのサイズは、約5m×8m(駐車場込み)なので、かなりコンパクトです。
地面には最大約4cmの砂利を敷いてあるので、雨の日でも水捌けが良く、安心です。
お手洗いや炊事場がすぐ近くです。

ぼっちサイト(出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



区画サイト

区画サイトは全部で9サイトあります。
どこからでも富士山と夜景の両方が見れて、抜群の景色です。
予約時にサイト指定ができます。
区画サイズは、約7m×9m(駐車場込み)の広さ。

区画サイトの様子 (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



ダイノジサイト & ほったらかしサイト

ダイノジサイトは全10区画、ほったらかしサイトは2区画になります。
ダイノジサイトには駐車車両2台分の料金が既に込められており、かなり広いスペースです。
大型のテントやタープも余裕で設営できます。
ソロキャンプで利用しましたが、だいぶスペースを持て余しました。

ダイノジサイト No.8



ほったらかしサイトは、柵付きサイトなのでペットも安心して遊べます。
地面に砂利は敷かれていないので、雨の日は水捌けが少し心配かもしれません。

ほったらかしサイト②だけ車での乗り入れができません。
ご利用の際はご注意ください。

ほったらかしサイト



ハナレサイト

その名の通り、少し離れた場所にあるため静かに過ごす事ができるサイトです。
ハナレサイトは全部で12区画あり、区画サイズはおよそ7m×9mサイズ。

ハナレサイトからの眺め (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



横浜サイト

横浜サイトは1区画のみなので、プライベート感も抜群です。
砂利敷きで広さも120㎡とかなりあるので、特別な空間でゆったりキャンプを満喫できます。

もちろん、富士山や街並みの景色も目の前に広がります。
サイトに行くまでにかなり急な坂を登りますので、運転は十分に注意しましょう。

横浜サイトの様子 (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



デッキサイト

デッキサイトは全部で3区画
雨の日でも水溜りを気にする事なくキャンプを楽しめます。
デッキスペースは約5m×6mで、すぐ隣に駐車スペースがあるので車は横付けできます。
デッキ上では焚き火禁止なので、デッキ奥のスペース(1.5m幅ぐらい)のところで可能です。

デッキ専用のペグは受付時に借りる事ができます。
サイトに行くまでにかなり急な坂を登りますので、運転は十分に注意しましょう。

デッキサイトの様子 (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



頂上サイト

その名の通り、キャンプ場の一番頂上に位置するサイトで、全部で2区画のみです。
特別な眺めでゆったりとしたキャンプが楽しめます。
富士山や街並みの景色はもちろんですが、キャンプ場全体も眺める事もできます。
各サイトの大きさは約8m×13mあるので、広さも十分です。
サイトに行くまでにかなり急な坂を登りますので、運転は十分に注意しましょう。

頂上サイトの様子(出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



小屋付きサイト

小屋付きサイトは「」「」「親戚の森さん家」の3タイプがあります。
どのサイトにも、冷暖房が備わっています。
小屋の横にはテントやタープが設営できるスペースもあるので、キャンプを楽しむ事もできます。
大きな窓は南向きに面しているので、太陽の光がたくさん入ってきて気持ちが良いです。
前面をフルオープンにできるので、室内から雄大な富士山の姿を眺めることができます。
開放感のあるデッキもおしゃれです。

ベッドはありますが、寝具は持参する必要があります。
いずれも、禁煙ペット不可です。
各小屋付きサイトの装備を以下にまとめます。

エアコンお手洗いシャワールーム
ゴミ箱デッキ付き屋外フリースペース
屋外シンク冷蔵庫テーブル
電気ケトルミニキッチン包丁
まな板空気清浄機ベッド (2名分)
マットレス (2名分)
小屋付きサイト【兄】 の装備


エアコンお手洗いデッキ
屋外シンク二段ベッド (2名分)屋外フリースペース
小屋付きサイト【弟】 の装備


エアコン冷蔵庫空気清浄機
二段ベッドコット(簡易ベッド 2名分)デッキ
屋外水道屋外フリースペース
小屋付きサイト【親戚の森さん家】の装備



小屋付きサイト【兄】(出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)


小屋付きサイト【弟】(出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)


小屋付きサイト【親戚の森さん家】(出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)



その他、チェックイン/アウト、料金などの基本情報は以下になります。
チェックインは、ぼっちサイト:14:00〜17:00、それ以外は 13:00〜17:00になります。
チェックアウトは、テント泊:翌11:00、小屋付きサイト:翌10:00になります。

アーリーチェックインは、予約時にオプションにて追加可能。(ただし、小屋付きサイトは不可)
レイトチェックアウトは全サイトで不可なので、ご注意ください。


チェックイン13:00~17:00 (ぼっちサイト:14:00〜17:00)
チェックアウト翌日11:00まで (小屋付きサイト:翌10:00まで)
アーリーチェックイン11:30から(時間厳守
レイトチェックアウト全サイトで不可
キャンプ宿泊:チェックイン / アウト


チェックイン11:30(小屋付きサイトはデイキャンプでの利用不可
チェックアウト16:00
デイキャンプ:チェックイン / アウト


ダイノジサイト¥3,500 + 宿泊料金(大人:¥2,000 / 小学生:¥1,000)
ほったらかしサイト¥3,500 + 宿泊料金(大人:¥2,000 / 小学生:¥1,000)
区画サイト¥2,000 + 宿泊料金(大人:¥2,000 / 小学生:¥1,000)
ハナレサイト¥2,000 + 宿泊料金(大人:¥2,000 / 小学生:¥1,000)
フリーサイト(テント/タープ:各1張り)¥1,500 + 宿泊料金(大人:¥2,000 / 小学生:¥1,000)
横浜サイト¥4,000 + 宿泊料金(大人:¥2,000 / 小学生:¥1,000)
デッキサイト¥4,000 + 宿泊料金(大人:¥2,000 / 小学生:¥1,000)
各サイト料金表


連絡日が利用日の2日前無料
連絡日が利用日の前日料金の70%
連絡日が利用日の当日料金の100%
連絡なし料金の100%
宿泊予約のキャンセル料金
販売品(管理棟にて販売:18時 Close)薪:¥800、炭:¥800/3kg、氷:¥300/1袋など
レンタル品HPを参照 → ほったらかしキャンプ場 (レンタル・販売)
その他情報




景色・雰囲気


天気が良ければ、全てのサイトから富士山の絶景を楽しむことができ、このキャンプ場が人気の理由の一つでもあります。
また、眼下には甲府盆地の街並みが広がり、夕暮れ時から夜にかけて美しい夜景を眺めることができます。
朝から夜まで通して絶景を楽しめるのは、このキャンプ場ならではの魅力です。

ダイノジサイト No.8


ダイノジサイトからの富士山の眺め


甲府盆地の夜景 (出典:ほったらかしキャンプ場 ホームページより)





周辺施設


キャンプ場周辺の施設を以下にまとめます。

名湯「ほったらかし温泉」

キャンプ場から歩いて3分ほどのところに「ほったらかし温泉」があります。
各サイトから、目の前にしっかり目視できるほど近いです。
建物やお風呂などの9割は、スタッフの人達による手作りとの事なので驚きです。
泉質は、新源泉でアルカリ性単純温泉(pH10.1)となっており、硫黄泉に比べ刺激が少なく、肌の弱い方、高齢者やお子さんにも向いています。




ほったらかし温泉は「あっちの湯」「こっちの湯」と、特徴が異なる2ヵ所の浴場があります。
「こっちの湯」からは、富士山を真正面に望めるという事もあり、とても人気です。
「あっちの湯」からも富士山は見えますが、真正面ではなく、少し端の方に見えます。
それよりも、「あっちの湯」の魅力は、目の前に広がる甲府盆地の街並みであり、日の出から夜景まで楽しむことができます。

また、「あっちの湯」は「こっちの湯」に比べて約2倍の広さがあるため、比較的にゆっくりと寛ぐことができます。
温泉施設の外では、軽食も取ることができ、けっこうメニューも豊富です。
生ビールもあるので、目の前に富士山を眺めながらビールで乾杯もできちゃいます。





CAFE「山歩 SANPO」

2020年 10月末に晴れてオープンしたカフェ「山歩 SANPO」。
ここでは、コーヒーやソフトドリンクだけではなく、生ビールやハイボール、ワインなどのアルコールもあります。
バニラビーンズたっぷりの自家製アイスクリーム、コーヒーゼリーなども販売されています。
美味しいドリンクを飲みながら富士山を見れる最高のスポットです。

カフェ「山歩 SANPO」


カフェ付近からの眺め



カフェは、キャンプ場の宿泊者ではなくても、利用することができるようです。ただし、訪問した木曜日は定休日となっていましたので、利用の際はご注意ください。

また、カフェへは車で行くことはできません。
急な坂を歩いて(登って)行くことになります。
営業時間は11:00〜18:00となります。





スーパー & 病院

車で10分ほどの場所に、スーパーやドラッグストア、ホームセンターがあります。
一番近いスーパーだと、「いちやまマート山梨店」になります。
こちらは、ドラッグストアも併設されているので、とても便利なスーパーでおすすめです。
クレジットカードも使えました。

その他にも、近くにスーパーは何軒かあります。
特に魚などの生鮮は、「綿半スーパーセンター 万力店」がおすすめで、新鮮なお魚が手に入ります。
ただし、朝一はまだ品薄の時が多いです。
お昼頃に行くと仕入れが進んで品揃えが良くなっているので、タイミングを見て行くのが良いです。
近くの病院は、「加納岩総合病院」と「山梨厚生病院」が車で10分ぐらいのところにあります。
急な体調不良や怪我をしてしまった時でも、近くに病院があると安心です。



利用上の注意点


以下に、幾つか気付いた注意点を記します。

キャンプ場までの急坂 (特に冬季)

キャンプ場までは、けっこうな坂道を登っていく必要があり、キャンプ場手前の道は少し狭い箇所もあります。
特に冬季は、路面凍結(ブラックアイスバーン)すると危険な道なので、十分に注意が必要です。
冬季はノーマルタイヤでは無理なので、スタッドレスに履き替えるなど準備は万全に。
また、道路両サイドの排水溝には蓋が無い部分もあるので、すれ違いの際は気をつけましょう。


砂埃がすごい・・・

サイトは砂地なので、風が吹くと砂が舞い上がります。
微風であれば、そこまで砂埃は気になりませんが、気が付くとテーブルの上や周辺のギアが砂まみれになっています。
砂で汚れることは、ある程度で覚悟した方が良いです

2023年春頃から、各サイトが砂利敷きに変わってきていますので、今はそこまで砂埃は気にならないかもしれません。


3. 万全な強風対策が必要

キャンプ場が高台に位置しており、周りに遮るものが一切ありません。
それ故に風を直に受けることになるので、強風対策は必須です。
穏やかな日中でも、夜中に突然強風に変わる事もあります。
天気予報をチェックするなどして、風には常に注意するようにしましょう。




 まとめ

色々と注意点を書きましたが、ちゃんと対策をして望めば、最高の景色を味わえるキャンプ場です。
徒歩圏内に秘湯があり、富士山の絶景や美しい夜景、頂上にはお洒落なカフェもあります。
ここまで全て揃ったキャンプ場は、他を探してもありません。

雄大な富士山と甲府盆地を一望できるのが、このキャンプ場の最大の魅力です。
時間と共に移りゆく高台からの景色、きらきらの星空や夜景を眺めに、ぜひ一度は訪れて欲しいキャンプ場です。

では、良いキャンプライフを。



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