ご存知の通り、道志みち沿いにはたくさんのキャンプ場があります。
東京方面から向かうと、その最奥に位置しているのが、今回の舞台「奥道志オートキャンプ場」。まさに、その名前の通りですね。
ここはいわゆる、知る人ぞ知る隠れ家的なキャンプ場。
すぐ隣にある有名な「山伏オートキャンプ場」の名前を出した方が場所のイメージが湧くかもしれません。
キャンプ場の概要
山中湖から車で10分ほどの場所にある、道志みち沿いのキャンプ場。
東京方面から向かう場合、圏央道からは相模原ICより60分、 中央道では相模湖ICより藤野経由で50分となります。
チェックインは通常13:00。
混雑していなければ、9:00からのアーリーチェックインが可能。(ただし追加料金が必要)
川沿いのサイトを確保したければ、できる限りアーリーチェックインをお勧めします。
特に川沿い端のNo.21サイトは一番人気の様で、道志川に最も近いサイトのため、眺めと雰囲気が一番良い。
厳冬期はお休みしており、閉鎖時期はおよそ11月中旬から4月中旬までになります。
ムササビやホタルの生殖地でもあり、運が良ければ出会えるかもしれません。
キャンプ場内の木々には、所々にムササビの巣箱が置いてあります。
また、場内にはホタルを育てている小さな池もあります。
場内の所々に設置されているムササビの巣箱
場内設備
炊事場やトイレなどの施設は、とても綺麗に整備されています。
常に清掃を心掛けている様で、時折に場内を忙しく回るオーナーの姿が。
場内ですれ違う際には、必ず挨拶をしてくれます。
こういうお心遣いはとても嬉しいですね。
その他、管理棟の隣に貸切り風呂(要予約)やシャワー室も完備。
小さいながら、充実した設備です。
直火は禁止
ゴミは基本持ち帰りで「缶・ビン」「消し炭」「生ゴミ(残飯のみ)」だけ場内で処分できます
キャンプ場 管理棟
水事場は場内に3ヶ所あり、各サイトからのアクセスも非常に良好。
蛇口は水のみで、お湯は出ません。
トイレも場内に3ヶ所あり、キャンプ場には珍しい暖房便座なので、冬場は特にありがたい仕様です。
全てのトイレにウォシュレットが完備しています。
場内には、夜間誘導灯も20ヶ所ほど設置されているので、暗い夜でも安心です。
場内の設備を簡単に以下にまとめておきます。
温水シャワー | 5分 200円 |
コインランドリー | 洗濯機2台 / 乾燥機2台 |
貸切り露天風呂 | 要予約 |
トイレ(男女別) | 3ヶ所(洋式13、全ウォッシュレット付、暖房便座) |
炊事棟 | 3ヶ所 |
給水設備 | 自然水 |
水道蛇口 | 18ヶ所 |
夜間照明設備 | 誘導灯20基 |
自動販売機 | 管理棟横 (ソフトドリンクのみ) |
管理棟にはちょっとした売店もあり、必要最低限の物が販売されています。
その他、レンタル用品もいくつか揃っています。
酒(ワンカップ) | 300円 |
ビール(缶)350ml | 300円 |
ロックアイス | 300円 |
薪(1束) | 500円 |
木炭(3㎏) | 700円 |
毛布 | 300円 |
鉄板 | 300円 |
網(バーベキュー) | 300円 |
シュラフ | 300円 |
マット | 300円 |
BBQコンロ | 1,000円 |
焚き火台 | 1,000円 |
サイト情報
全てが区画サイトであり、車の乗り入れが可能なオートキャンプ場です。
場内は、大きく分けて下段・中段・上段と分かれており、場内全体の広さとしては全体的にコンパクトな印象。
自分で確認した限りでは、大小サイズを合わせて37サイトがあり、立派なバンガローも3棟あります。
以前は電源サイトがありませんでしたが、AC電源付きのサイトが6サイトほどできていました。
場内は全て砂利敷きのサイトなので、水捌けは良く、テントも汚れにくいです。
サイトの利用料金は以下になります。
キャンプ泊 | 大人800円 / 子供600円 |
デイキャンプ | 大人400円 / 子供300円 |
車乗り入れ代 | 2,000円 |
BBQハウス | 2,000円 |
バンガロー A棟(6畳) | 7,000円 |
バンガロー B棟(6畳) | 7,000円 |
バンガロー C棟(16畳) | 17,000円 |
景色・雰囲気
場内には道志川が流れており、魚釣りや川遊びなど、ソロからファミリーまで楽しめる、自然豊かなキャンプ場。
道志川の上流に位置しているため、水の透明度が高く、水質はとても綺麗です。
川の流れも比較的に緩やかであり、流音もそこまで気にならないです。
アーチ形をした林間のトンネルを道志川が緩やかに抜けていく雰囲気がとても美しいです。
川沿いのサイトが人気なのも頷けます。
場内を流れる道志川
今回、我々が利用させていただいたのは、キャンプ場の中段に位置するNo.33、34サイト。
林間サイトになっており、こちらも雰囲気が素晴らしいです。
かすかに聞こえてくる道志川の流音や鳥の囀りも心地良いです。
我々が利用した時は電源無しサイトでしたが、その後、AC電源付きになっていました。
場内の中段エリア:サイトNo.33 & 34
周辺施設
キャンプ場の近くにある周辺施設について、以下にまとめます。
山中湖
キャンプ場から車で15分ほど走ると山中湖が見えてきます。
富士山の東北麓に位置する「山中湖」は、富士山の火山活動によって形成された堰止湖です。
天気が良い日は、山中湖の向こう側に大きな富士山を眺めることができます。
山中湖周辺には、色々なレストランやカフェ、お土産屋などもあるので、キャンプに帰りなどに寄って見るのも良いかも。
スーパー:オギノ 山中湖店
キャンプ場からクルマで25分くらいのところにある大型スーパーです。
隣には、100円ショップ「セリア」や「クスリのサンロード山中湖店」があり便利です。
スーパーオギノ 山中湖店 (出典:スーパーオギノ 山中湖店 ホームページより)
温泉施設:道志の湯
キャンプ場からクルマで15分くらいのところにある温泉施設です。
施設内には食堂もあり、11:00から利用できます。
脱衣所がけっこう小さかった記憶があり、全体的に狭い印象でした。
露天風呂もあります。
道志の湯 外観(出典:富士の国やまなし観光ネット ホームページより)
営業時間 | 浴場・売店 10:00~19:00 / 最終受付 18:15 |
利用料 | 公式ホームページを参照 |
休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始 |
公式ホームページ | https://www.doshinoyu.jp/ |
石割の湯
キャンプ場からクルマで10分くらいのところにある温泉施設です。
私は利用した事が無いのですが、施設内に休憩所や食事処もあり、けっこう大きい温泉施設の様です。
館内への飲食物のお持ち込みは禁止なので、気をつけましょう。
営業時間 | 13:00~20:00(最終受付 19:15) |
利用料 | 大人900円 / 中学生700円 / 小学生350円 / 小学生未満は無料 |
休館日 | 毎週木曜日、祝日 |
公式ホームページ | https://www.ishiwarinoyu.jp/ |
温泉施設:紅椿の湯
キャンプ場からクルマで20分くらいのところにある温泉施設です。
食事処や宿泊することもでき、かなり本格的な温泉施設です。
露天風呂からは、美しい山々や道志川が流れる景色を眺める事ができます。
露天風呂からの眺め (出典:紅椿の湯 ホームページより)
営業時間 | 10:00~21:00(冬季 20:00まで) |
利用料 (土日祝のみ入浴3時間制) | 大人1,100円 / 中学生550円 |
休館日 | 年中無休 |
公式ホームページ | http://benitubakinoyu.com/ |
利用上の注意点
特に大きな不満などはありませんが、少し気づいた点だけ以下に記しておこうと思います。
キャンプ場の入口
山中湖方面からクルマで来る場合には、キャンプ場入口へ進入するために、かなり鋭角に曲がる必要があります。
大型車の場合、間違いなく切返しが必要になるため、注意が必要です。
キャンプ場に入るとすぐに坂道になっているので、徐行で進みましょう。
下段区画サイト
川沿いに位置する下段サイトは、非常に人気のあるエリアです。
反面、隣サイトとの距離が近く、遮蔽物も無いので、プライベート感はほぼありません。(No.1,2,3サイトは、遮る木々が少しあります)
隣が気になる場合は、クルマの駐車位置をうまく利用しましょう。
上段区画サイト
上段区画サイトへは、狭いワイルドな坂道をクルマで登る必要があります。
道路脇にある岩やクルマの底付きなど、運転の際は気をつけましょう。
所々で道も狭いので、クルマの切返しや駐車向きなど、工夫が必要かもしれません。
防寒対策
あまり知られていないのですが、この辺りは標高が約900m以上あり、夜は夏でも肌寒いです。
秋・冬は特に寒いので、防寒対策はくれぐれも忘れずに。
まとめ
以上、キャンプ場についてまとめましたが、いかがだったでしょうか?
非常にコンパクトなキャンプ場ですが、清掃がきちんとされており、とても居心地の良いキャンプ場でした。
上流を流れる道志川は透明度も高く、美しい渓流の景色。
気になる方は、是非足を運んでみてください。
それでは、良いcamp lifeを。
コメント