長野県 姫木平ホワイトバーチキャンプフィールド「静かで自然溢れる白樺の森」

キャンプ場

ゴールデンウィークが近づいて来ました。

今年の家族での旅を熟考した結果、未踏の地である長野県へ行くことに。

以前から気になっていた「姫木平ホワイトバーチキャンプフィールド」が今回のキャンプ地です。

遠征キャンプで移動が大変でしたが、オーナーさんやスタッフの方達を含めて素晴らしいキャンプ場でした。





 キャンプ場の概要


今回訪れたキャンプ場は、長野県長和町にある「姫木平ホワイトバーチキャンプフィールド」。
2021年6月に正式オープンしたキャンプ場です。
ホワイトバーチ(White Birch)とは白樺のことで、長野県の様に涼しい地域に多く生えています。
関東近辺にはあまり生えていないので、横浜に住んでいる我が家にとっては珍しくて新鮮な景色でした。

横浜から行く場合、中央道の諏訪南ICから行くルートになります。
高速を降りてからも約45分と、キャンプ場までそこそこ距離があります。




美しい白樺林に囲まれ、綺麗な小川も流れています。
浅瀬なので、小さいお子さんでも安心して水遊びができます。
標高1,300mの場所にあるため夏でも涼しく、年間を通して焚火が楽しめます。
夜は空を見上げれば、満天の星空を見ることができます。


場内を流れる小川


満天の星空 (出典:ホームページより)






場内設備


管理棟が新しくできました。
こちらでチェックインや売店の利用ができます。
支払いは、クレジットカードや電子マネー等も使えました。


新しく建てられた管理棟 (出典:ホームページより)




薪はカゴいっぱいにセルフで詰めて500円とかなりお得です。
薪には白樺の木が少し混ざっており、普段あまり目にしない木がありました。
炊事場横に薪置場があるので、そこで自分で詰める方式。
薪は縦に詰めるとたくさん入ります。
カゴは数が少ないので、利用後は速やかに管理棟に返却しましょう。


オシャレな薪カゴ




キャンプ場にある設備はトイレと炊事場、そしてゴミ捨て場のみになります。
シャワーやお風呂などはありません。


管理棟横の炊事場とトイレ (出典:ホームページより)


管理棟のすぐ横に炊事場とトイレがあります。
ドアが2段階になっており、夜でも虫が侵入しづらい作りになっています。
また、トイレは土足禁止のため、靴を脱いでスリッパに履き替えて入る事になります。
そのため、トイレ内は非常に綺麗に保たれていました。
個室の洋式トイレは3つありました。



ウォシュレット付きの綺麗なトイレ (出典:ホームページより)


トイレに併設の炊事場もとても綺麗に清掃されています。
お湯が出るのは非常にありがたいです。
炊事場のシンクは4つのみ。
区画サイトとフリーサイトで共用なので、時間帯によっては混雑するかもしれません


トイレ併設の炊事場 (出典:ホームページより)




サイト情報


キャンプ場のサイトは大きく分けて2種類。
白樺サイトと呼ばれる「区画サイト」と、星空サイトと呼ばれる「フリーサイト」です。
どのサイトにも電源付きサイトはありません。
もちろん、どのサイトも直火禁止です。
きれいな芝や地面を傷めないように、焚火シート焚き火台を使いましょう。

また、花火は周辺地域を含め全面的に禁止です。
火災の起こりやすい山林が近い為、必ず守りましょう。





白樺サイト「区画サイト」

車をサイトに乗り入れる事ができる、オートキャンプ林間サイト
車は一方通行なので、逆走しない様に注意しましょう。
一つ一つのサイトがかなり広く、ゆったりのんびり過ごす事ができます。
区画により広さが様々ですが、一区画が約110㎡~200㎡の広さになります。
林間サイトなので、サイトによっては立木や切り株が残っている箇所があります。
サイト内は少し地盤がゆるいため、ロングペグやペグをクロスさせての設置をお進めします。

なお、区画のサイト指定はできません。
当日、受付けでの先着順となります。




星空サイト「フリーサイト」

フリーサイトは車の横付けができません。
サイト脇にフリーサイト専用の駐車場があり、そこから荷物を運ぶ必要があります。
荷物を運ぶ際は、大きなカートを借りることができます。
キャンプ場はそこまで広くはないので、よほど奥地まで行かない限りは、荷物運びはそこまで苦になりません。
駐車場近くの場所であれば、カートを使う必要がないぐらいです。
フリーサイトには、草原サイトと林間サイトがあり、好きな場所を選べます。



大きめの頑丈なカート



料金表

通常料金(車1台、5名迄)6,000円
ハイシーズン料金7,000円
車2台目+1,000円
ペット1匹(最大2匹)+1,000円
アーリーチェック(11時~)+1,000円
レイトチェックアウト(~14時)※予約状況により+1,000円
追加1人(最大追加2名)+1,000円
白樺サイト「区画サイト」の料金表


通常料金(車1台、5名迄)4,500円
ハイシーズン料金5,500円
車2台目+1,000円
ペット1匹(最大2匹)+1,000円
アーリーチェック(11時~)+1,000円
レイトチェックアウト(~14時)※予約状況により+1,000円
追加1人(最大追加2名)+1,000円
星空サイト「フリーサイト」の料金表


通常料金(車1台、1名)2,500円
ハイシーズン料金3,000円
ペット1匹(最大2匹)+1,000円
アーリーチェック(11時~)+1,000円
レイトチェックアウト(~14時)※予約状況により+1,000円
フリーサイトソロ(テント1、タープ1)の料金表


通常料金(バイク1台、1名)2,000円
ハイシーズン料金2,500円
ペット1匹(最大2匹)+1,000円
アーリーチェック(11時~)+1,000円
レイトチェックアウト(~14時)※予約状況により+1,000円
追加1人(最大追加1名)+1,000円
フリーサイトバイク (テント1、タープ1)の料金表


通常料金(車両1台、5名迄)3,000円
車2台目+1,000円
ペット1匹(最大2匹)+1,000円
追加1人(最大追加2名)1,000円
DAYキャンプ(11時〜17時) ※フリーサイトのみ





景色・雰囲気


ありのままの自然を体験して欲しい」というオーナーの思いから、なるべく自然をそのまま残したサイトになっています。
どのサイトからも白樺林のきれいな景色が広がり、とても気持ちが良く落ち着く雰囲気です。
フリーサイトは、混雑しない様にある程度の人数までに抑えられている様です。
隣同士が近過ぎるという事も無かったので、過ごしやすかったです。
鳥の囀りと共に目覚めた早朝は、とても気持ちが良かったです。


フリーサイトの林間側










周辺施設


近隣には温泉施設牧場ドライブコース八ヶ岳白樺湖など観光施設も多く、滞在中も飽きることがありません。

温泉施設

キャンプ場から最寄りの温泉施設は「すずらんの湯」になります。
白樺湖畔の公共温泉で、キャンプ場から車で約10分ほどの距離にあります。
大人700円小学生400円小学生未満は無料です。
長野県 芽野市のホームページより、100円割引券をプリントアウトできます。
施設内には食事処休憩所もあります。


すずらんの湯 (出典:ホームページより)




蓼科温泉「音無の湯」も近く、キャンプ場から車で約15分の場所にあります。
露天風呂からは、眼下に音無川を眺めることができます。
個人的には、露天風呂の雰囲気は「音無の湯」の方が好きでした。

音無の湯 (出典:ホームページより)



スーパー & コンビニ

道中にはスーパーやコンビニなどがいくつかあるので、食料の買い出しには困りません。
最寄りの大型スーパーだと、A-COOPファーマーズ みどり店が車で約25分です。
地元農家で栽培された食材が揃い、種類も豊富です。
この地域は標高も高く「高原野菜」がとてもおいしいのでオススメです。




最寄りのコンビニは「ローソン ビーナスライン白樺湖店」で、キャンプ場から車でわずか5分です。
ATMもあり、氷やお酒類もここで購入できます。




利用上の注意点

フリーサイトの傾斜

区画サイト全体は平地なのですが、フリーサイトはほぼ全体的に傾斜です。
特に駐車場寄りの草原エリアの傾斜がキツいので、なるべく駐車場から離れる場所が良いです。
林間エリアは比較的に平地が多い様に感じました。

フリーサイトの傾斜レベル


国道を走る車の音

キャンプ場のすぐ横を国道152号線が通っています。
フリーサイトからは国道を走る車がよく見えるので、せっかくの自然の雰囲気を少し損ないます。

また、国道がよく見える分、車の走行音も聞こえてきます。
なるべく国道から離れるエリアをオススメします。


野生の動物

大自然の中にあるキャンプ場であるが故に、野生の動物が普通に入ってきます。
そのため、キャンプ場には鹿の糞がけっこう落ちています。
スタッフの方がこまめに回収していますが、中々取りきれないという感じでした。
気になる方は、設営する際に注意しましょう。
気に入った場所に糞がある場合は、スタッフに言えば取ってくれるみたいです。

夜中、トイレに行こうとした際、親子の鹿が目の前をものすごい勢いで駆け抜けて行きました。
真近で野生の鹿を見たのが初めてだったので、迫力にとてもびっくりしました。
「自然の中にお邪魔している」という事を改めて実感する体験でした。


昼夜の気温差

先にも書きましたが、標高1300mに位置する山の中のキャンプ場です。
夏でも夜になると気温が20℃を下回ります。
雨が降ると、体感温度は更に下がります。
くれぐれも防寒対策だけは怠らずに注意しましょう。





まとめ


自然を身近に感じられるという事が、このキャンプ場の1つの魅力です。
普段あまり目にすることが無い白樺林が広がり、自然が溢れる場所。
その景色と雰囲気は一見の価値があると思います。
オーナーやスタッフの方もとても優しいので、キャンプを始めたばかりの方でも安心です。

また、周辺には観光スポットもたくさんあるので、家族でも楽しめます。
自然の中でゆっくりと過ごしたという方にはオススメのキャンプ場。

是非一度、訪れてみてください。


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