キャンプ場の概要
椿荘オートキャンプ場は山梨県南都留郡道志村にあり、圏央道 相模湖ICより車で約40分ほどの距離にあります。
東京や神奈川方面からも比較的アクセスしやすいロケーションのため、平日でも多くのキャンパーが訪れます。
オートキャンプの受付は、「民宿椿荘」の屋内で済ませます。
ただし、現在はコロナ対策のため、民宿椿荘の向かいにある「薪割り場」で受付けをしています。
受付けには、「紅椿の湯」割引き優待券 (大人600円 / 子供300円)が置いてあるので、利用する場合は忘れずに。
受付け後、車でさらに5分ほど走らせるとキャンプ場に到着します。
連休・お盆・ゴールデンウイークなどの連休を除き、予約不要です。
チェックインは通常12:00ですが、平日など混雑していない場合に限り、9:00チェックインが可能。
チェックアウトは11:00完全撤収で、炭以外のゴミは全て持ち帰りとなります。
場内設備
場内には、各エリアに炊事場が一つずつあるので、洗い物で困ることはありません。
ただし、炊事場は全てのエリアでお湯は出ません。
各炊事場に使用済みの灰を捨てる青いドラム缶があります。
北の森エリアの炊事場は古かったのですが、新しくリフォームされました。
北の森 炊事場 (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
中央の森 炊事場 (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
南の森 炊事場 (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
西の森 炊事場 (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
トイレについては、中央の森エリアに一ヶ所、南の森エリアに一ヶ所あるだけになります。
中央の森エリアのトイレは「中央の森」「北の森」「西の森」「松の森」で共同での利用になります。
清掃も行き届いているので綺麗で、トイレは全てウォシュレット完備です。
中央エリアのトイレ (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
サイト情報
場内のサイトは、大きく分けて「第一サイト」と「第二サイト」に分けられます。
第一サイト
場内は全て林間の中にある区画フリーサイトで、電源付きサイトはありません。
木々の合間を縫って設けられた区画が多く、フリーサイトでありながらプライベート感も十分に確保できます。
サイトの地形は大小様々ですが、概ねどこも広い印象で、車を乗り入れても普通の2ルームテントが設営できるぐらいの広さはあります。
更に大型のテントだと、設営できるサイトは限られるかもしれません。
第一サイトは、「北の森」「中央の森」「南の森」「西の森」「松の森」の5つのエリアに分かれます。
管理棟から車で向かう際は、上記の順番でサイトが見えてきます。
北の森
管理棟から向かい、一番初めに左手に見えてくるのが「北の森」キャンプエリアです。
ここは完全な林間サイトで、川は流れていません。
サイトは全部で8サイト。
一番奥に広めのサイトNo.Aがあり、ここからの山々の景色が人気の様です。
グループキャンプで利用しているのをよく見かけます。
北の森エリア (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
中央の森
北の森を通り過ぎると、すぐ右手に見えてくるのが「中央の森」キャンプエリア。
中央の森エリアは非常に広く、広場サイトも含めて全部で15サイトぐらいが点在しています。
サイト一つ一つが広く、少し段差にもなっているため、お隣が気になるという事もほとんど無さそうです。
また、綺麗な水事場やウォシュレット完備のトイレもあり、家族キャンプの方にはこのエリアが人気です。
中央の森には大きな広場もあり、グループキャンプにも対応したエリアとなります。
川が流れる音は少し聞こえてきますが、川に面しているサイトはありません。
中央の森エリア (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
南の森
中央の森エリアを通り過ぎると、左手に見えてくるのが「南の森」キャンプエリア。
入り口からどんどん坂を登っていく道になります。
広場サイトも含めて、全部で6サイトあります。
南の森エリア (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
最上段と下段に大きな広場があり、ここでグループキャンプを楽しんでいる方が多くいました。
下段広場の横には椿沢が流れており、上流に小さな滝が見えます。
景色や雰囲気が良い場所です。(川には降りられません)
その他、小振りなサイトが8サイトほどあり、ソロやカップルでのキャンプが目立ちました。
西の森
最後、キャンプ場へ続く道を登り切った辺りにあるのが「西の森」キャンプエリア。
全部で11サイトあります。
今回、私が利用した場所がこのエリアです。
西の森エリア No.7サイト
西の森エリアは、椿沢に沿うようにサイトが並んでおり、川に面したサイトが多いのが特徴です。
サイトから直接川にアクセスする事ができ、非常に人気の高いエリアで、混雑時は西の森エリアから埋まっていきます。
その中でもNo.6, 7, A, B, Cサイトが人気で、よく雑誌などにも取り上げられたりしています。
川沿いサイトは広いサイトが多いので、家族キャンプだけではなく、グループキャンプにも最適です。
また、椿沢に降りて川遊びなどができるのも、このサイトの良いところ。
降りてみると、また違った角度から自然の美しい景色を楽しめるかもしれません。
西の森エリア No.7サイトから椿沢へ降りた所
管理棟で渡される地図を見ると、中央の森と西の森がけっこう離れている様に見えます。
しかし、実際はとても近く、中央の森までのアクセスは非常に良いです。
西の森には炊事場のみでトイレがありませんが、中央の森にあるトイレが近いのでさほど問題ありません。
松の森
一人もしくは二人用のエリアで、プライベート感もあり静かに過ごせます。
中央エリアの奥の方に4サイトだけあります。
炊事場やトイレは、中央広場と共用になります。
松の森エリア (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
第二サイト
かなり開けた広い場所で、平坦で設営などがしやすいフリーサイト。
第一サイトを通過して椿沢を渡った先の左手にあります。
炊事場とトイレがそれぞれ一ヶ所ずつあります。
第二サイト (出典:椿荘オートキャンプ場 ホームページより)
景色・雰囲気
場内には椿沢が流れており、晴れた日であれば流れも緩やかなので、川遊びにも良いです。
ただし、前日に雨が降っていると増水して川の流れが速くなっている事もあるため注意が必要です。
一部のサイトは川に面しているため、林間と渓流キャンプを同時に楽しめます。
特に夏場は、背の高い木々が自然のタープ代わりになってくれて日陰を作ってくれるので、とても涼しいく過ごせます。
朝明けは、木々の隙間から入ってくる木漏れ日も気持ちが良いです。
また、国道413号線からは離れているので、車やバイクの音などを気にせず、静かに過ごす事ができます。
周辺施設
キャンプ場の近くにある周辺施設について、以下にまとめます。
スーパー & コンビニ
ご存知の方も多いと思いますが、道志みち沿いにはスーパーやコンビニがほとんどありません。
キャンプ場からクルマで15分ぐらいのところに道の駅「どうし」がありますが、食材の種類も限られており、ここで全てを揃えるのは中々難しいです。
道志みちに入る前に、スーパー等で買い出しを全て済ませておく様にしましょう。
温泉施設:紅椿の湯
キャンプ場から車で5分とかからないところにある、道志川温泉「紅椿の湯」。
冒頭にも書きましたが、キャンプ場の受付けに割引券が置いてあるので、割安で利用する事ができます。
温泉施設は広くてとても綺麗です。
また、併設されている食事処がリーズナブルで美味しいので、チェックアウト後に寄って昼食を取って帰るのもお勧めです。
露天風呂からの美しい山々や道志川が流れる景色に癒されます。
露天風呂からの眺め (出典:紅椿の湯 ホームページより)
営業時間 | 10:00~21:00(冬季 20:00まで) |
利用料 (土日祝のみ入浴3時間制) | 大人1,100円 / 中学生550円 |
休館日 | 年中無休 |
公式ホームページ | http://benitubakinoyu.com/ |
温泉施設:道志の湯
キャンプ場からクルマで10分くらいのところにある温泉施設です。
施設内には食堂もあり、11:00から利用できます。
脱衣所がけっこう小さかった記憶があり、全体的に狭い印象でした。
露天風呂もあります。
営業時間 | 浴場・売店 10:00~19:00 / 最終受付 18:15 |
利用料 | 公式ホームページを参照 |
休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始 |
公式ホームページ | https://www.doshinoyu.jp/ |
利用上の注意点
利用した際に気づいた事を以下にまとめます。
朝の場所取り
混雑していなければ、基本的にチェックインは9:00から可能なのですが、朝早くを狙うことはお勧めしません。
チェックアウトが11:00なので、10:30頃を狙って行くと、前泊の方達がちょうど片付けの真っ最中です。
このタイミングで一言声を掛けて、次に利用したい旨を伝え、場所を確保してしまうことが一番確実です。
実際、私もこの方法で今回の場所を確保しました。
北の森エリア
北の森エリアにはトイレが無く、少し離れた中央の森にあるトイレまで歩くことになります。
入り口付近のサイトからでも、トイレまでは歩いて2〜3分ぐらいかかります。
一般車が通る道を横切る必要もあるので、お子さんがいる家族キャンプにはあまり向かないエリアかもしれません。
また、北の森エリアの入り口は狭いため、大型車の場合は通るのに注意が必要です。
まとめ
最近、お弁当を持ってソロキャンプに臨むスタイルが、自分の中で定着しつつあります。
今回もお昼は、自宅で準備したお弁当を持参しました。
昼食を作る必要が無く大幅な時短にもなりますし、余計な食材を購入しなくて済みます。
ちなみに、お弁当のおかずは、前日の夕食の残りを詰め合わせたものです。
家計のお財布にも優しいです。
初めて利用するのであれば、やはり西の森 川沿いサイトが一番のお勧めです。
このキャンプ場ならではの景観や雰囲気が、一番活かされているサイトだと思います。
個人的には、北の森最奥のサイトで山の景色を楽しむキャンプも気になるところです。
10月頃には、渓流で紅葉キャンプというのも、風情があり良いかもしれません。
それでは、良いCamp Lifeを。